注 意:Panoramaの設定機能では、壁面または卓上のそれ
ぞれの設置に適切なバスイコライザー機能を選択できま
す。4.1章を参照してください。
Panoramaを卓上に設置する場合は、ブラケットは使用し
ません。Panoramaを直接卓上に置くか、付属の脚部セット
のどちらかを使用して位置を高くすることができます。脚部
を取り付けるには、Panoramaを慎重に上下逆さまにし、脚
部 を ね じ 穴 に 入 れ て 回 し ま す 。図 6 は 、脚 部 の 取 り 付 け 方 を
示しています。
Panoramaを壁に取り付ける場合は、まず壁面のブラケッ
ト用ねじ穴位置を確定する必要があります。水平器を使用
してブラケットが水平になることを確認してから、穴の位置
に 印 を つ け ま す 。壁 に 穴 を 開 け 、適 切 な ね じ を 挿 し こ み ま す 。
穴の位置に印をつけたりPanoramaを持ち上げたりする際
は、2人で作業することをお勧めします。Panoramaを壁に
取り付ける場合は背面カバーを取り外す必要があります。
壁の構造タイプに合ったウォールアンカーを使用し、壁、ア
ンカーおよびねじで確実にPanoramaの重量(10.6kg)
を支えられることを確認してください。ブラケットを確実に
壁に取り付けたら、Panorama背面の突起を鍵穴型のスロ
ットにはめてブラケットに固定し設置します。図7aから図7e
は、ウォールブラケットの使用法を示しています。
注意
ブラケットの壁への取り付けは安全性確保のため、専門施
工業者へ依頼するようにして下さい。B&Wでは、壁への固
定時不具合については如何なる責任も負いませんので御注
意ください 。
3. PANORAMAの使用
Panoramaでは、フロントパネルとリモコンですべての一般
的な機能を簡単に操作できます。
注 意:ユニバーサルリモコンまたは”学習”リモコンを使 用し
てPanoramaを制御することもできます。リモコンのプログ
ラミングにPanoramaのリモコンコードが必要な場合
は、B&Wウェブサイトのサポートセクション
(www.bowers-wilkins.co.uk)を参照してください。
3.1 フロントパネルコントロール
Panoramaのフロントパネルのコントロール機能には次の
ものが含まれます。
電源と信号入力端子のほかに、サブウーファー出力端子と
サービス用端子もあります。サブウーファー端子の使用方法
はこの後の章で説明します。サービス用端子をお客様が使
用することはありません。図3aと3bは、Panoramaの接続
端 子 を示しています。
Panoramaでは、入力ケーブルとサブウーファー出力ケーブ
ルをまとめて、電 源ケーブル横の1カ所から出すことができ
るケーブル収 納ガイドを採用しています。ケーブル収 納ガイ
ドを使うには、ケーブルを1つにまとめて、ガイドの中に差し
込みます。レバー を回してケーブルを固 定します。図 4は、ケ
ーブル 収 納 ガイドの 使 用 法 を示 しています。
2.2 サブウーファーの接続
アクティブサブウーファーをPanoramaに接続できます。サ
ブウーファー は、映画 のサウンドトラックにさらなるインパク
トを与え、ステレオ音楽プログラムのバスレスポンスを向上
させることにより、Panoramaの音質再現をより良いものに
することができます。
サブウーファーは、Panoramaのサブウーファー出力端子に
接続します。上記で説明しているように接続カバーを取り外
し、サブウーファー 出力 端 子を確 認します。オー ディオ同 軸
ケーブルの一方の端をPanoramaのサブウーファー出力端
子に接続し、ケーブルのもう一方の端をサブウーファーの入
力端子に接続します。
サブウーファーのパワースイッチがオンになっていることを
確認してください。Panoramaはサブウーファー出力を適切
なローパスフィルタに通しているので、サブウーファー内部
のローパスフィルタを最大に設定するか、またはスイッチを
オフにする必要があります。まず、サブウーファーの音量レベ
ルコントロールを最大レベルの1/2から3/4の間に設定し
ます。次にPanoramaのサブウーファーレベルの設定メニュ
ーでボリュームを微調整します(4.1章参照)。
2.3 Panoramaの配置と取り付け
Panoramaによって実現されるホームシアターのサラウン
ド性能は、室内において、音を反射する2面の壁の間にほぼ
対称的に配置した場合に最適化されます。図5に2種類の室
内レイアウトを示します。Panoramaは、ホームシアターTV
の正面中央の卓上に設置するか、付属のブラケットを使用
してTVの上中央または下中央に取り付けることができま
す。
入力1:デジタル、5.1チャンネル、DVDサウンドトラック
入力2:TVの、またはTV経由のデジタルオーディオ
入力5:アナログステレオオーディオ(アナログTVオーディ
オまたはドルビープロロジックでエンコードされたサラウン
ドサウンド等 )
注 意:ご使用のTVによっては、TVのHDMI入力から入力さ
れた5.1チャンネルデジタルオーディオ信号がTVのデジタ
ルオーディオ出力に出力されます。(5.1信号がステレオにダ
ウンミックスされるTVもあります)。このような場合、DVD
プレーヤーとPanoramaの入力1とを直接接続する必要は
ありません。DVDとPanoramaの直接接続を省略する場合
は、ご使用のTVのメーカーに、外部入力からの5.1チャンネ
ルデジタルオーディオ出力に対応していることを確認してく
ださい。
注 意:Panoramaの使用時は、TV内蔵のスピーカーをミュ
ートさせる必要がある場合があります。ご使用のTVによって
はミュート状態になると画面上に固定シンボルが表示され
る場合があります。その場合はリモコンのボリューム調整な
どを 利 用して音 量 をゼ ロの 状 態 にしてご 使 用 下さい 。
注 意:Panoramaを多種多様なオーディオソースに接続す
るための詳細は、B&Wウェブサイトで「Panorama
ConnectionGuide(Panorama接続ガイド)」をダウンロ
ードして参照してください。www.bowers-wilkins.com
Panoramaに付属のデジタル光ケーブルを使用して、DVD
プレーヤーのデジタルオーディオ出力とTVのデジタルオー
ディオ出力を、それぞれ入力1と入力2に接続します。デジタ
ル光ケーブルをご使用になる前に、ケーブルの両 端のキャッ
プを取り外す必要があります。入力3から5は、アナログ
TV、CDプレーヤー、AppleAirportExpress、またはパ
ーソナルオーディオ機器といった各種オーディオソースを接
続するのに使 用します。
注 意:ご使用のDVDプレーヤーにデジタル光オーディオ出
力がない場合は、付属のデジタル同軸ケーブルを使用し
て、Panoramaの入力3に接続します。
Panoramaの接続端子は、取り外しできるカバーの下にあ
ります。カバーを取り外すには、Panoramaを真っすぐに立
てて置き、カバーを下向きにそっと押して外します。図2は、
カバーの取り外し方を示しています。カバーを取り外した
ら、Panoramaを上下逆さまにして、接続端子とケーブル類
の接続を行います。その際、逆さまに置かれたPanorama
の表面仕上げに傷をつけないように注意してください。