この極めてポータブルで良質なサウンドのアンプは、Fenderの独自デザインによ
り可能となった前例のない機能とパワーを兼ね備え、エレアコ楽器のトーンをく
まなく再生します。レコーディングセッションやライブなどの場面において容易
で素早い運搬を可能とするだけでなく、マイク/トランスデューサー・ピックア
ップ・システムの接続や必要に応じてボーカル・マイクまでをも接続でき、ヘッ
ドフォーンでの練習時においてもステレオ・エフェクトを施すことができます。
Acoustasonic Ultralightステレオ・エンクロージャーとの組み合わせで統合された
セットアップを構築できます。
主な機能
• 2×125ワットの出力パワー(ステレオ/モノ切り替え可能)
• わずか3.5kgの超軽量設計
• アコースティック楽器にチューンが施されたインストゥルメント・チャンネル
• ワイドレンジEQ
• ノッチ・フィルター及びフェーズ・フィードバック・コントロール
• 強く演奏した際の音のきつさを抑えるストリング・ダイナミクス機能
• ボーカル用にデザインされたマイクロフォン・チャンネル
• 電子バランスXLR入力
• コンデンサー・マイク用のファンタム・パワーを供給可能
• チャンネル毎に、16種類のDSPエフェクトから選択可能
• プロフェッショナル仕様のライン・アウト — レベル及びグラウンド・リフト
• スイッチクラフトHPCスピーカー出力 — スピコン互換、ロッキング・コネク
ター形式で、パワー・トランスファー面での優位性を提供
• ボルテージ・セレクター — 世界中で使用可能(※使用する地域で認定された電
源ケーブルが必要)
• プレミアム・ソリッド・メープル・トップ & サイド・パネル
• 不可視型キャビネット・ドッキング・システム(Pat. Pend.)— Acousta-
sonic™ Ultralightエンクロージャー上のアンプを磁石で固定
• ステレオ・ヘッドフォーン出力
• 2ボタン・フットスイッチ及びパッド付きギグ・バッグ付属
A. INSTRUMENT(インストゥルメント)入力 – この端
子にエレアコの楽器をを接続します。インストゥルメント・チ
ャンネルの全てのコントロールは、上段に配置されています。
B. MIC(マイクロフォン)入力 – ロー・インピーダンス
・マイクロフォン用のバランス
XLR端子です。マイクロフォン
・チャンネルの全てのコントロールは、下段に配置されていま
す。ファンタム・パワーを供給できます(+
15VDC)。
C. PHASE(フェーズ) – インストゥルメント・チャンネ
ルの位相を反転させます。場合によって、フィードバックを軽
減できます。
D. VOLUME(ボリューム) – 各チャンネルの音量を調節しま
す。
E. TREBLE / MID / BASS(トレブル/ミッド/ベース) –各チ
ャンネルのトーン・キャラクターを調節します。
F. NOTCH(ノッチ) – インストゥルメント・チャンネル
の特定の周波数でフィードバックが生じる場合、このつまみを
ゆっくり回すことにより、特定のポイントでフィードバックを
防止できることがあります。必要のない場合は、反時計回りに
回しきった位置に設定してください。
G. STRING DYNAMICS(ストリング・ダイナミクス) – 演奏の
強度によって特性が変化するトーン・シェーピングのフィルタ
ーです。時計回りに回すことにより、低い音量の通常の演奏時
にハイのきらびやかさを損なうことなく、、ピーク・レベル(
または高ボリューム時)でトレブルの周波数が耳に痛くなるの
を軽減させます。
H. EFFECTS LEVEL(エフェクト・レベル) – 各チャンネルの
エフェクトの量を調節します。エフェクトを切るには、フット
スイッチを使用するか、このツマミを時計回りに回しきってく
ださい。
I. EFFECTS SELECT(エフェクト・セレクト) – 各チャンネル
のエフェクトの種類を選択します。エフェクトの解説は、後述
のセクションをご参照ください。
J. TUNER / MUTE(チューナー/ミュート) – INの状態で
は、アンプは無音となります(無音でのチューニング時に使用
できます)。選択されている場合、
LEDが点滅します。
K. PHONES(ヘッドフォーン) – ステレオ・ヘッドフォーンを
接続します。スピーカー出力は自動的に無音となります。
L. POWER INDICATOR(パワー・インジケーター) – 電
源が投入されている際に点灯します。アンプがスピーカーケー
ブルの異常や誤ったスピーカー・インピーダンスなどを検知す
ると、インジケーターは
点滅に変わります。本体は自動
的にリセットを試みますが、
5回の再試行で同じ状況が継続す
るとプロテクション(保護)モードに入り、電源を再投入する
まで音が出なくなります。この状況が生じたら、オーバーロー
ドの原因を解決し、電源を再度投入してください。
LEDの点滅
が継続する場合は、
Fender正規サービスセンターにご相談く
ださい。
パワー・インジケーターが点灯しない場合は、
ヒューズをご確認ください。ヒューズに異常がない場合は、本
体がリセットされるまで
15分お待ちください。それでも問題が
解決しない場合は、
Fender正規サービスセンターにご相談く
ださい。エフェクト等の高出力な外部機器は、アンプをオーバ
ーロードする可能性があります。
Acoustasonic™ Ultralight
アンプリファイアー